1.検査と治療計画
インプラント治療が周知されてきている昨今ではありますが、まず必要な事はしっかりとした検査、そしてそれに基づく治療計画、及びインフォームドコンセント(患者さんへの説明と同意)の実施が重要な要素となっています。
手術前に口腔内の状態をしっかりと検査、把握し患者さんと共に治療計画を立てることが、インプラント治療の最初の一歩となります。
口腔内検査
口腔内の欠損歯や残存歯の状態を検査します。
問診
治療内容のご希望を伺い、合併疾患の有無を確認し、全身状態の把握を行います。
術前検査
デジタルCTなどの画像検査を行い、計測器(計測用ステント)を使ってインプラントを埋める本数、場所、使用するインプラントの長さなどを決めていきます。
患者さんへの説明と同意(インフォームドコンセント)
上記検査内容をもとに、治療の進め方、手術にかかる費用、上部構造の選択などを、患者さんと共に決めていきます。
※不安要素やわからないことがあったらセカンドオピニオンを受けることも一つの選択肢です。
(※セカンドオピニオンとは)
2.インプラント埋入手術
- 一次手術
所要時間 約30~120分 - 治癒期間
所要時間 約3~6ヶ月 - 二次手術
所要時間 約30分 / 治癒期間1~6週間 - 人工歯冠の作成・装着
所要時間 約1週間
メンテナンス
インプラントの寿命はこのメンテナンスが出来ているかいないかで大きく違ってきます。
天然の歯には、歯とあごの骨の間に粘膜(歯根膜)というものがあり細菌の付着や侵入を防いでいます。
しかし、インプラントはこの粘膜が無く骨と直接結合しているため、歯と歯茎の境目が問題を起こしやすい環境になっています。
そのため、普段の歯磨きはもちろんの事、プロスタッフによるメンテナンスが必要となってくるのです。